ラズパイ(Raspberry Pi) 3 Model b+でカメラを操作する

今回ラズパイでカメラに接続し、写真撮影を行いPC(Mac)へファイルをダウンロードする方法を記載します。
なおラズパイとPCのSSH接続は、既に行っている前提で進めます
Raspberry Pi(ラズパイとは)
小型のPCで1台8000円電子工作などに利用できます。 プログラミング言語と組み合わせることにより、簡単に監視カメラやロボット操作などIOTのハブとして、様々な事に利用可能です。
ラズパイ(Raspberry Pi) 3 Model b+で人感センサーで監視カメラを作成する
今回利用するラズパイとカメラのモデル
Raspberry Pi 3 Model b+ ラズベリーパイ 3 b
今回は以下のモデルを利用しました。こちらはSDカードにOSがインストールされている状態なのと、電源ケーブルや本体カバーも付属しているので、初回モデルとしてはかなり使いやすかったです。
raspberry pi カメラモジュール 5MP Raspberry
カメラモジュール は組み立てが必要になりますが、カバーを作成する場合は5分程度で作成が可能です。
カメラのみの場合は、特に組み立てが必要なく利用できます。
ここでも作成方法が公開されています。
ラズパイとカメラを接続する
以下の赤い枠の部分にカメラの端子を挿入します。
端子の黒い部分を上に引っ張ります。
カメラの端子の銀色の部分が、ラズパイのカメラ端子の白い部分 になるように挿入します
黒い端子を下に押します。
これで接続が完了しました。
カメラの設定を許可する
SSHでラズパイに接続し、以下コマンドでカメラを利用できるように許可します
sudo raspi-config
5 Interfacing Options を選択
P1 camera を選択し はいを選択
これで設定がリブートされます。 リブートされない場合は以下でリブートします
sudo reboot
カメラの接続確認を行う
vcgencmd get_cameraコマンドで接続確認を行います。
vcgencmd get_camera supported=1 detected=1
上記のようにsupported=1 detected=1と表示されれば接続されています。
detected=0の場合は接続がうまくいってないので、カメラ端子の接続部分が適切に接続されているかご確認ください
写真を撮影する
raspistill -o コマンドとファイル名で写真を撮影します
raspistill -o test.jpg
上下反転させる場合は、-vfと-hfフラグで上下と左右を反転します。
raspistill -vf -hf -o test.jpg
動画を撮影する
raspivid -o コマンドとファイル名.h264を指定すると 動画の撮影が行われます。
raspivid -o test.h264
※デフォルトの場合は5秒で撮影
動画撮影の時間を指定する際はミリ秒で指定します
raspivid -o test.h264 10000
撮影した内容をMacへインストールする
scpコマンドで撮影した内容をMacへインストールします。
Mac側のターミナルでラズパイのipを指定し、scpコマンドでインストールします。
scp [ラズパイのユーザー名]@IPアドレス:ラズパイの指定ファイルパス 保存パス
例
scp [email protected]○○.○.○○:/home/pi/test.jpeg ~/Desktop
公式ドキュメント(英語)はこちらになります
picameraが認識されていない場合
モジュールがダウンロードされていない場合は以下のようなエラーが発生します。
ModuleNotFoundError: No module named 'picamera'
その場合は以下のようにモジュールを取得します。
$ sudo apt-get udate $ sudo apt-get install python-picamera python3-picamera
以上になります。
撮影した画像へ処理を加えたい場合は以下
画像をAWSにアップロードする際は以下
ラズパイ(Raspberry Pi) +Python3でS3のバケットへファイルを一括アップロードする
グーグルドライブは以下
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