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2019-10-16
2020-04-03

SESからフリーランスになる際のメリットとデメリット|法人化した人間が解説

2019 10 17 free works

今回は現在SESやSIでエンジニア職として従事している方が、 フリーランスとして活動する際のメリットとデメリットを解説します。

執筆者プロフィール

法人営業8年→人脈なし・非大卒・未経験から自社開発のエンジニア(約1年半)→5次受けSESでエンジニア(1年)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人

五反田もくもく会&勉強会の主催者

対象の読者

インフラ・サーバサイドエンジニア問わず所謂常駐型の業務系システムのSESやSIの業務に従事している方で、フリーランスを目指している方を対象としています

プロフィールの通り、私は最底辺の5次受けSESを経験し、その後フリーランスとなり法人化し、現在も開発業務を行っている現役のエンジニアです。

そんな中で業務系の所謂大規模常駐型SESしか経験した事のない方がフリーランスとして活動した場合のメリットとデメリットを記載します

なお、Web系の経験者で、Webでフリーランスを目指すなら以下をご覧ください

Web系フリーランスエンジニアのなり方|法人化した人間が解説

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6年間の業務系SESからWeb系自社サービスのエンジニアに転職した実例

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目次


1:常駐型SESやSIからフリーランスへエンジニアのなり方

基本的に大規模開発の業務系システム開発の場合、そもそも営業スキルがなかったり、プログラミングの能力を示すようなポートフォリオを作成した事がない方が多いと思います。

その為、スキルを生かしてすぐにフリーランスのエンジニになるには、エージェントを利用し、業務系システムの現場へ準委任契約で常駐し参画します

なお、能力的には以下が必須です

職務経験が3年以上でブランクなし

●サーバサイドエンジニアの場合●

経験工程が要件定義~実装までを経験

経験言語Java C C# .NET

経験言語はその他でも可能

VBAでも可能ですが、単価が若干下がります。

■インフラの場合■

経験工程が要件定義~構築までを経験

仮想化やAWS・GCP Dockerなど構築運用経験あり

上記能力があれば、首都圏なら月60万前後 1年で約720万程度の報酬が予想されます。

※市況や年齢、業によって前後します。

テストしか経験がないや上記経験を満たせない場合は、SES→フリーランスは厳しいので、自己研鑽を行うか、転職する事をお勧めします。

2:フリーランスエージェントの利用を勧める理由

エージェントを利用したフリーランスエンジニアは多数いますし、業務系のSIでも割と見かけます。

エージェント利用については賛否両論ありますが、 営業が出来ないのであれば初回のフリーランスとして活動する際はエージェントを利用する事をお勧めします

私もフリーランスなりたての際は1度エージェントを利用しました。

その後私はフリーランスとしての実績を獲得できたので、 エージェント利用を辞め、現在は人脈に頼らず企業へダイレクトに営業を行っています。

その際に契約獲得までには以下のような事を行います

1:行きたい企業選定

2:電話やメールでのコンタクト

3:最大3回の商談

4:契約可否を決める

5:契約書対応

6:案件参画

ここで見落としがちですが、一番面倒なのが、1です

新規で見ず知らずの企業に営業してアポを取るにしても、 その企業の

1:想定与信状況

2:成長性

3:得られる技術的なスキル

4:業界の評判

など複数の事を勘案しなければならず、この選定をミスして契約すると単価を買い叩かれたり、よくわからないクレームを付けられ準委任契約でも普通に損害賠償請求してきます

私の場合は営業経験が長いですし、今でも自分で営業して新規案件を獲得しているので、危なそうな企業や担当は分かります。

その為営業経験がない一般的なフリーランスエンジニアはこういったリスクを理解しているので人脈を使い人づてで案件獲得したり、人の紹介で案件獲得しています。

今からフリーランスとして活動しようと考えた際に、こういった人脈がない場合はエージェント利用をすれば、少なくともアコギな案件に当たるリスクは少なくなります。

もちろん少なくなるだけで、当たる可能性はあります。

上記からエージェント利用の一番のメリットは

クソ案件やクソ顧客に当たる可能性を低くしてくれる事です

※繰り返しですがあなたの能力が低かったり、お互いの要望がかみ合わない参画するとこの限りではありません。

上記から案件参画後でエージェントを利用することはあまりメリットを感じられないと思います。

その為、エージェントを利用する際は

1~3年など期間を決めてエージェントを利用してフリーランスエンジニアを体験し、フリーランスエンジニアの仕事の仕方として活動が難しければ、正社員として活動するといっ事を提案します。

エンジニアのスキルは可視化しやすいため、フリーランス一般的なエンジニアとしての業務を行っているなら、正社員としての転職も比較的容易です。

こういった意味でエージェント利用をお勧めします

フリーランスのメリット・デメリットは後述しています。

3:SESから業務系システムのフリーランスになる際のメリット

給料が格段に増える

一番のメリットかもしれませんが、フリーランスだと上述した経験をお持ちなら、エージェントを利用しても

首都圏なら月60万前後 1年で約720万程度を報酬としてもらえます

※VBAや物理サーバーのみの構築経験なら50万程度

しかも納税は年末調整度行うので、60万がそのまま毎月給料に入金されてきます。

さらにフリーランスは通念的に、

家賃(半額)

交通費

PC購入代金

書籍

英会話など自己学習の代金

飲食費

など上記が経費として認定される場合があるので、

簡単に言うと収入が増加し、税金も少なくなります。

つまり総手取りの収入は格段に増加します

この増加した資金で大胆な自己投資が可能になります。

例えば、海外の技術イベントへの参加や英語が喋れない場合は 英語学習コンサルティングのPROGRIT(プログリット) ライザップイングリッシュなど高額だが短期間で効果を上げれる英語のコーチングサービスの利用も可能です。

英語がある程度読めるようになると、公式リファレンスの確認や変数名でいちいちググらなくて良いなど細かいところで生産性が上がります。

実際私はフリーランスになった2ヶ月後にPROGRIT(プログリット) へ通学し、英語学習を行い長期の休みには1週間から留学可能なセブ島留学MeRISE留学を利用しました。

また自分が経験していないプログラミング言語については効率よく勉強したいので、Udemyで教材を多数購入できるようになりました。

お金があるという事はこういった自己学習に大量のお金を投下でき効率化を測れるようになります。

これはある程度お金がないと出来ない事ですが、お金で効率化するという体験は人生で1度は味わった方が良いと思います。

もちろんデメリットもありますので、デメリット部分も確認しながら、御判断ください。

商流が浅くなる

大規模開発ですでSESとして参画すると商流が深すぎ、いちいち自分の上流の企業や、請負元の企業に業務日報などを提出しなければなかったり、各調整が非常に面倒ですが、エージェントを利用した場合でも商流が浅くなるので、仕事においての報告の手間や調整が非常に楽になります。

もちろん参画する現場によりますので、エージェントに確認する際は商流確認は必須です。

設計しか経験がなくても活かせる

いわゆる設計しか経験がなくても、ITのコンサルとしての参画や PMや ディレクターでの参画ができる企業もあります。

実際私の知人はSESで設計仕事しかなく、ディレクターとしてフリーランスで参画された方もいますので、特に上流SESで設計しか関わったことがない方はディレクターやPMでの参画をご検討ください。

なお、ディレクター参画での報酬はスキルと経験によって様々なので、エージェントに相談された方が良いかと思います。

4:SESから業務系システムのフリーランスになる際のデメリット

常駐案件しかない

業務系システムの開発は基本的に常駐です。

リモートの場合はWeb 系や自社サービスの会社に参画する必要があります。

業務系システムしか経験がなくWebへフリーランスとして参画したい場合は月の単価を下げる必要もありますし、そもそもWeb系で対応できるプログラミングスキルを証明しなければなりません。

リモートワークをしたく、Web系エンジニアとして活動したいなら、転職するか、一旦は1年程度Web系へ単価を大幅に下げてフリーランスとして活動するかどちらかの方法になります。

単価を下げる場合は、フリーランスエンジニアのエージェントに一旦相談するか

転職する事をお勧めします。

フリーランスエージェントの利用を勧める理由

5次受けSES経験者が考える SIやSESからWeb業界へキャリアチェンジする方法

加齢によって案件が決まりにくくなる

大体40歳を超えてくるとエージェント経由でも案件が決まりにくくなります。

その為、フリーランスとして活動する中で

・人脈を増やしていく活動

・自分の仕事の能力を向上させる活動

この2つを行い続けなければ、フリーランスエンジニアとして活躍し続けることができません。

関連記事

フリーランスエンジニアで稼ぎ続けるために必要な3つの力

労働環境が制限される

業務系の場合は勤務体系や服装など、引き続き顧客の指示に従わなければいけない場合があり、この部分は融通が利かない可能性があります。


メリットデメリットについては以上になります。

個人的にはやはり収入が跳ね上がるのが、オススメです。

貧すれば鈍すると言う言葉がある通り、金銭が少なくなると心が荒みますが、ある程度の金額があれば大胆な自己投資が行えるようになります。

また基本的にシステムエンジニアは業務で培ったスキルや知識をそのまま別の現場にも活かせますので、1年フリーランスで働いてみて、社員に戻るといったことも可能です。

迷っている方がいれば、まずはエージェントに登録して対応できるか相談してみてください。


フリーランスエンジニアのエージェント

私が登録した事があるエージェントを記載します。 各社で紹介される案件に違いがあることと、同じエージェントでも企業とパイプの強さが違います

実際私は以下の企業数社を登録し、 あるエージェントで選考落ちした企業が、別エージェントでは選考に進み、契約意思確認まで進みました。 ※結局この案件は契約しませんでした。

その為3つか4つくらい登録して、各社の対応を見てください。

基本客先週5日常駐が主 割と最大手の

レバテック

業界2番手くらい最近上場した

ギークスジョブ

以下中堅どころ

エンジニア向けの独立支援プラットフォーム MIDWORKS

tech tree

PRO WORKS-プロワークス

フリーランスエンジニアでよくある質問

スキルが付きずらい

これは参画する現場によって様々なので、現場によります。 実際今まで行った業務経験で参画できる楽な現場もあったりします。

しかしそういった現場は短期で考えると楽に稼げますが、長期で見ると自分のスキルが低下してくるので、危険です。

楽な現場や学びが少な現場は期限を設けて働く事をオススメします。

業務を丸投げされる

基本的に1年以上のプロジェクトへの参画の場合は同じチームの人員として認識されるので、よっぽどの事がない限り業務を丸投げされたり、雑な仕事の依頼をされる事はありません。

契約期間が短期

基本的に契約は3ヶ月毎の更新で、1プロジェクト1年が目安ですが、プロジェクトが終了しても別プロジェクトに呼ばれる事もあります

ただ、参画初月で大きなミスをすると切られる可能性もあるので、初月は特にお気をつけください。

フリーになりたいが悩んでいる、SESからWebに転職したい

フリーになりたいが悩んでいる、SESからWebに転職したい 実態を確認したい、迷っているなどの方は都内でしたら、 キャリア相談会をやってます。

詳細は以下から

五反田もくもく会&勉強会概要

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