withコロナでも客先常駐開発はなくならない|SESエンジニアは転職すべし

客先常駐のSES系エンジニアは命を守る為に転職した方がいい事と、なぜ客先常駐型開発がなくならないかを記載します。
実際2020年冬にもコロナの再流行が騒がれていますので、転職するなら早めに行動することをお勧めします。
執筆者プロフィール
法人営業8年→エンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 現役のシステムエンジニア 5次受けSESも経験
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客先常駐型開発がなくならない理由
客先常駐型開発がなくならない理由は以下になります。
- 1:そもそも勤務環境や制度を良くするメリットが少ない
- 2:セキュリティの問題
- 3元請けにそのプロジェクトやITに詳しい人間がいない
からです。順に解説します。
そもそも勤務環境や制度を良くするメリットが少ない
客先常駐型開発は元請けは変わらず、下請けはプロジェクト毎に行うから、その度にプロジェクトに関わる開発会社も変わってくるし、関わる人数も大きく上下します。
生産性を上げたところで、何年かしたら開発会社も変わりますので、元請けの会社からすれば仕事の生産性を上げるメリットが少ないです。
システム保守だけする会社は、保守だけできればいいので、元請けはその仕事の生産性アップも求めていません。
だから、プロジェクトの現場を働き易い環境に整備・制度設計も行いません。
コストも人もかかりますしね。
また仮にコロナが再流行した場合は、
開発人員に危険手当を出してでも、常駐開発をする方が安上がりになります。
リモート環境整備の為の、セキュリティ対策やVPN環境整備 などをするよりは、下請けに割増賃金を払った方が安上がりだからです。
なんと世知辛い事か・・・
これが受託開発や自社サービスの会社なら、
各種職場環境の変更やリモートにした方が、今後の事を考えて安上がりになります。
なぜならブラック企業でもなければ、元々社員数の上下も少ないので、社員に長く働いてもらったほうが会社としてもメリットが大きいです。
このような会社は徐々に、シフト勤務やリモート勤務に遷移するでしょう。
以上のことから、仮にコロナが再流行した場合でも、
SESのエンジニアは、引き続き客先常駐を依頼されるかと思います。
まぁ、前段の危険手当が支給されても
間の商流でピンはねされて 下請けSESのエンジニアに支給されるかは、
分かりませんが、、
ここまでで、転職を考えている方は、関東・関西限定の非客先常駐開発の専門転職媒体の 社内SE転職ナビや全国対応のマイナビに登録して、転職先を確認をしてみてください
セキュリティの問題
下請け系のSESのエンジニアは金融機関の常駐開発で、 経験したことがあると思いますが
金融系開発などは
インターネットもできない環境で開発する
外部に接続する専用端末
があるほどセキュリティが厳しいです
これはシステムの発注元だけでなく、国が関わってくるのですが、
金融系のシステム開発では個人情報の漏洩や開発スケジュールの遅延が発生した場合
金融庁に報告しないといけません
金融庁は金融系の会社の神様だから、神様の意向に絶対従い神様から目を付けられないように、全力で対応します。
だからリモート開発で情報流出のリスクが上がる可能性があるなら
多少の危険手当を出してでも、客先常駐にした方がリスクが低いです
セキュリティが厳しい案件のエンドは、お金もありますしね。
お金と情報漏洩リスク天秤にかけるなら、情報漏洩リスク対策を優先します。
元請けにそのプロジェクトやITに詳しい人間がいない
これは元請けやプロジェクトによるのですが、 システム開発の会社なのに
元請けに、ITに詳しい人間がいない
元請けの人間で、その開発プロジェクトのシステム構成全体を把握している人間がいない
事が結構あります。
何を言っているんだと思うが、過去SESで常駐開発していればこの言葉は理解できると思います
上記理由から例えば元請けの会社全体やプロジェクトで リモートワーク化の予算が付いても、
1:いざやろうとしても、全体の開発体制を把握できていない
2:IT知識も少ないので、リモート開発化の予算が立てれない
3:結果時間がかかる
4:だったら、下請けに多少の金を割増して常駐開発をしよう
となります。
実際、こういう話を私でも聞くようになったので、
今後も同じ話は発生するかと思います。
客先常駐が嫌で転職したい場合は志望動機どうするか
シンプルに命を守る為これだけでいい。
もちろん面接などでは
緊急事態宣言中も常駐開発してたので、命の危険を感じ
転職活動をしている
そんな中御社の〇〇に魅力を感じて志望しましたなど
で転職の面接で会社毎に魅力に感じた点を述べる必要があるが、
きっかけは緊急事態宣言解除でも客先常駐で開発したから
などでいいと思います。
転職する方法や考え方とか
では、客先常駐開発を脱出するには、以下の職種が最適でしょう
- 1社内SEに転職する
- 2:自社開発の企業でエンジニアとして転職する
でしょう。
社内SEはリモートワークの環境整備の為、求人数も増えているので、転職するなら社内SEがお勧めです。
ただ、社内SEも自社開発への転職も、貴方の市場価値が低ければ、転職できませんので、気になるなら、早めに各種転職エージェントに相談し、自分の市場価値を確認してください。
そして、市場価値が低ければ、各種資格取得やポートフォリオ作成など、業務外の努力を行ってください。
相談先はマイナビか
関西・関東勤務で非客先常駐専門の転職サイト 社内SE転職ナビに相談してみてください
自社開発の企業へ転職したい場合はSESから自社開発の会社に転職する方法|元5次受けSESエンジニアが解説をご覧ください。
社内SEの概要
中堅以上の企業の場合は、社員数も数百人規模になりますので 専任で社内システム担当が設置されており、それが社内SEです。
1:社内のリモートワーク環境の整備
2:社内の決済システムやマーケティングツール導入時の要件定義やベンダー選定
3:社内のセキュリティ対策
4:社員のITに関する質問受け
など、社内に関わる様々なシステム環境に関わる仕事を行います。
特にコロナでニーズが急増していますし、インフラ系SESの方なら特にお勧めです。
そして、時期的にも転職するなら今です。
基本的にはエンジニア経験のある方が募集されていますが、第二新卒の場合はエンジニア経験がなくても、転職可能です。
社内SEへの転職方法
社内SEはエンジニア経験がないと転職できませんが、 第二新卒(26歳程度)まででしたら、未経験でも募集しています。
社内SEに転職するには以下のような転職エージェントがオススメです。
もちろん現役SEでも、利用可能です。
転職エージェント名 | 概要 | 居住地域・対象年齢 |
---|---|---|
社内SE転職ナビ | 非客先常駐のエンジニア求人特化のエージェント | 関東/関西・全年齢 |
第二新卒エージェントneo | 第二新卒向けの転職エージェント | 全国・第二新卒向け |
マイナビ | 総合転職サイトなので、必ず登録した方がいい | 全国・全年齢 |
レバテックキャリア | 福岡や関西も対応でき、エンジニア界隈ではかなり有名な転職エージェントの転職相談に乗ってくれる | 東京/大阪/福岡/名古屋・30代前半まで |
社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビをお勧めするのは、
・非客先常駐の求人に特化
・キャリアカウンセラーの対応が細かい
・20〜40代まで対応可能
からです。ただ、専門媒体であるため提案求人数は絞られるので他媒体との併用をお勧めします。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneo をお勧めするのは、
・ブラック企業を除外、優良企業のみの紹介
・スタッフが全員第二新卒
・履歴書の添削や職務経歴書の作成も行ってくれる
第二新卒限定なので、既存のSEの方は別の転職エージェントに登録する必要があります。
マイナビ
マイナビをお勧めするのは、
・地方でも相談に乗ってくれる
・求人情報量が多い
・スタートアップから上場企業まで企業規模も問わない
・元エンジニアのキャリアカウンセラーも存在する
為です。
やはり大企業のネームバリューはかなり強く、総合的に対応できるのはかなりの強みです
実際多数の現役・未経験のエンジニアが、マイナビで転職されています。
ただ、キャリアカウンセラーの当たり外れがあるという声も聞きますので、他の転職エージェントに並行して登録する事もオススメします。
レバテックキャリア
レバテックキャリアをお勧めする理由は
・関東、関西、福岡に対応
・若手〜30代前半までに強い
・圧倒的な知名度
点になります。
レバテックキャリアは運営会社のレバレジーズになり、 電車広告やWeb広告などで見かける事があるかと思います
レバテックキャリアは大阪や福岡でのエンジニア転職も対応できているので、主要地域での転職支援も可能ですし、
圧倒的な知名度と強い営業力があり、掘り出し求人が存在します。
以上になります。
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