客先常駐のSESが帰社日を設ける理由

この記事では、SESへ転職・就職する方に
帰社日の内容と、設定されている理由や参加しない事のデメリットを解説します。
執筆者プロフィール
法人営業8年→エンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 現役のシステムエンジニア
そもそも帰社日って何?
SESは客先常駐が主なので、社員が同じ場所で働きません。
その為親睦を深める目的で月に1回飲み会を行う為に、帰社日が設けられています。
建前上は社員へ口頭で伝えたい事を伝達する場だったりしますが、まぁメインは飲み会です。
帰社日は楽しいのか
楽しんでいる人もいるとは思います。
しかし、飲み会で集まった場合に顔を知らない人がいたり、ほとんど会話しない人ばかりだと全く面白くありません。
というのも、客先に自分1名で参画しており、普段同僚と一緒に仕事をしていなかったり、過去一緒に現場に入っていた同僚でも、長期間顔を合わせていなかったら、赤の他人なので、話辛かったりしますし、会話も弾みにくいです。
会社歴が長い方だと、顔見知りが多いですが、1人で長く1つの現場にいたり、入社歴が浅いと、同僚でも全く会話をしたことがない社員もいますので、
そのような状況でも、自分の名義上の上司や社長・営業に愛想笑いをしないといけないので、楽しめる飲み会ではないです。
帰社は強制なのか
強制ではないのですが、帰社しないとデメリットの方が多いので、多くの方は参加されています。
まぁ、私は長くSESに在籍する気はなかったので、何かと理由を付けて殆ど帰社しませんでしたが、、、
もし、貴方が2年以上SESにいるつもりなら、参加した方がいいです。
帰社しない事のデメリット
帰社しない事のデメリットは
1: 社内人事考課が下がる
2:営業から嫌われて、良い案件に入れなくなる
3:同僚から陰で悪口を言われる
になります。
大体100人以上のSES企業なら、社員数が多い為、こう言ったデメリットは発生しません。
逆に社員数が少なくなると、誰が帰社していないか分かりやすい為、大きなデメリットが発生します。
社内人事考課が下がる
SESは客先常駐の為、自分の上司が同じ客先にいない場合もあり、自分の仕事ぶりを適切に評価しにくい業態です。
その為、飲み会などの社内行事で顔を知られていたり、一緒にいて楽しいと思われる人間である必要があります。
つまり評価要素が少ないので、こういった飲み会への参加率を人事考課にされています。
もちろん明文化されていません。
暗黙のルールです。
SESを経営している社長は、帰社しているかが人事考課へ反映されることはないと、否定している事もありますが、
残念ながら、ある程度人事考課に反映されています。
これはもうしょうがないです。 顔を知っている人間の方が成果を判断しやすいので。。。
営業から嫌われて、良い案件に入れなくなる
人事考課に関わってきますが、営業も顔を知っている人間の方が提案しやすいので、こういった飲み会に参加しない場合は、自分を良い案件に参画させてくれない可能性が高くなります。
これが非常に危険です。
営業が自分を売ってくれないと、社内失業状態になります。
まぁ、こういう事情があるので、勘違いしたSESの営業は偉そうなんですよね。。。。
社内でイキッてる人間になるのに誰も指摘してくれませんし。
同僚から陰で悪口を言われる
あいつはノリが悪いとか、一生懸命仕事している風だなど
その飲み会にいない人間が、悪口のターゲットになる場合があります。
風の噂で自分が悪口を言われていると伝わる事もあり、それで病むエンジニアもいます。
さらにひどい時は、社長自ら参加していない社員の悪口を言っていたりします。
実際私も悪口を言われていましたが、私は気にしていませんでした。まぁ気になる方は気になると思います。
以上になります。
SESへ転職・就職を考えている方は特に注意してください。
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