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2020-08-08
2020-10-11

SESと派遣の違い|元SESエンジニアが解説

2020 08 08 1516397 s min

SESと派遣契約の違いを元SESエンジニアが解説します。

なお、ある程度簡略化して記載するので、詳細が気になる方は、日本人材派遣協会のサイトを見るか準委任契約でググってください。


執筆者プロフィール

法人営業8年→エンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 5次受けSES経験者


SESと派遣の違い

働く方からすると、正直どちらも変わりません。

SESの多くが、派遣社員と同じように客先へ常駐して開発を行い、プロジェクトが終了すると、次の常駐先に派遣されると言う形です。

ではSESと派遣では何が違うかと言うと、契約が違います

SESと派遣の契約形態

SESは主に、準委任契約で、上流のSESの会社か元請けのSIerと契約を行います。

派遣は派遣契約で派遣先と派遣元との契約になります。

SIや業務系SESの業界構造や働き方

派遣契約とは

労働者と派遣会社が契約を結び、派遣先の企業で勤務する形態です。

この場合法律上、労働者が派遣先の企業から直接業務指示を受けても問題ありません。

また、成果物の完成責任もありませんので、仕事をミスしても損害賠償などは発生しません。

詳細は割愛しますが、大体が一般派遣契約と呼ばれる、契約形態です。

派遣エンジニアとして働くのメリット・デメリット

準委任契約とは

準委任契約は、発注者と作業を行う者で契約を結ぶ契約形態です。

一般的には業務委託契約と呼ばれます。

SESの多くは準委任契約で契約締結を行います。 ※もちろん派遣契約を行うSESもあり

こちらも派遣契約と同様に、成果物責任はないので、作業完了しないからと言って損害賠償を請求されることはありません。

ただ、準委任契約では、発注者が作業者へ

働く場所や仕事の仕方、業務指示を行う事は違法です。

派遣契約では、上記が可能です。

具体的に派遣契約と何が違うかと言うと、準委任契約では以下を発注者が行う事を禁止しています。

・夜間対応を指示

・毎朝何時に出社する ・スーツの強制

・毎日の残業対応

・休日出勤

・常駐の強制

でもSESの多くは準委任契約で、上流のSESと契約締結を行いますが、契約関係のない元請けのSIerから上記を指示されます。

さらに、準委任契約は3ヶ月毎の自動更新ですが、客先からクビを宣告されると、会社で待機になり、給料も減額される場合があります

上記からまぁ、割と注目を受けている業界です。

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SES業態の契約で1番の問題点

作業指示も問題ですが、SESの多くは多重派遣が可能になる事です。

実際、私は5次受けでのプロジェクトで活動していました。

これが1番の問題です。

多重派遣はどう言うことかと言うと、契約で

A社→B社→C社→D社→自社

と言う形で、D社と自社が契約しA社のプロジェクトで勤務します

これで酷い場合は、B社とC社はマージンだけ抜きます。

これだけ商流が深くなると、売り上げも小さくなり、自分が頑張っても給料が上がりません。

そもそも間で、マージンが20%づつ抜かれていきますからね。。。

さらに、契約上はD社と自社なのに、指示はA社からされ、 作業場所もA社という形で、何の契約もされていないA社の社員から指示をされます。

これでは責任の所在が曖昧なはずなのですが、まぁ業界慣習でまかり通っています。

なお、派遣法では多重派遣が禁止されているので、こういった現象は発生しません。

その為、多くのSES会社は派遣免許を取得していません。

なぜSES会社がなくならないか

起業がしやすく、自社に社員がいなくても下請けから人を集まればいいので、固定費がかからず、毎月売り上げが発生すると言う手堅い商売だからです。

派遣会社は資本金が2,000万必要ですが、SESの会社は通常の会社法の資本金で問題ないので、資本金は1円でも起業できます。

その為自己資金が少なくても問題なく、勤務先は客先プロジェクトなので、オフィスも必要ありませんし、PCもいりません。

この事から、多くのSES企業は従業員が30人未満です。

さらに人が足りない場合は、協力会社や下請けから人を集めればいいので、自分1名でも起業できます。

これも多重下請け構造を発生させている要員です。

さらに、素行が悪いSES企業もあり、職歴を偽装して、客先に社員を突っ込むなど、この2020年でも普通に行われています。

こういった被害者がSESの問題点を声高々に叫んでいる為、SESはかなり賛否両論が発生している業態です。

ちなみにSESでも被害に合わなかった方もいるので、そういった方はSESをおすすめしています。

上記から色々ある業界だと言うことはご理解いただけたかと思います。

以上になります。

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