客先常駐とは|元客先常駐エンジニアが解説

この記事を見ている方は
「エンジニアを目指しているが、客先常駐という単語を目にする」
「エンジニアとして内定が出たが、客先常駐と言われた」
と言った方向けに、システム開発やエンジニアの求人によくある、客先常駐という言葉について解説します。
執筆者プロフィール
法人営業8年→エンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 現役のシステムエンジニア 5次受けSESも経験
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客先常駐とは
客先常駐はシステム開発において、
発注者の会社や発注者が指定する作業場所で開発を行う事を指します。
2020年のコロナ後でも、客先常駐開発はまだまだなくなっておらず、さらに未経験からエンジニアを目指す方の7割程度はこう言った客先常駐を行う会社へ転職・就職する事になります。
以下から客先常駐が行われる理由を解説していきます。
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客先常駐が行われる理由
客先常駐が行われる理由は以下です。
- 1:発注者とシステム開発を行う会社が違うから
- 2:日本の商慣習
- 3:セキュリティ的な問題
発注者とシステム開発を行う会社が違うから
システム開発は、開発規模が大きくなるほど、外部のシステム開発会社に要望を伝えて、全て丸投げで依頼します。
その為、発注者は顧客のやりたいことをヒアリングし、トラブルが発生したら都度修正していく必要があります。
大規模開発だと億単位のお金が動く為、顧客から呼ばれると直ぐに対応する事が必要ですし、時には交渉も行う事も必要です。
その為、大規模開発であればあるほど、客先常駐が行われます。
こう言った客先常駐を行うのはIT系職種で言うと
・ITコンサル
・Sier(元請けのシステム開発会社)
・SES(Sierの下請け会社)
などになります。
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日本の商慣習
日本の商慣習も客先常駐を行う原因の一旦かと思います。
やはり、日本では仕事の過程が見れる事が非常に重要で、
要は作業を依頼した業者が、あくせく働いている姿を見れる事が重要です。
また、システム開発を行う方も、億単位の金をもらっているので、顧客の言い分を拒否できないので、慣例的に客先常駐が行われています。
これはコロナ期間中も行われ、私は今後も客先常駐はなくならないと考えています。
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セキュリティ的な問題
官公庁や金融系の開発の場合は、セキュリティが厳しく、インターネットに接続できない環境で開発を行う事もあります。
この状況だと、客先でしか開発ができないです。
実際大規模開発だと、官公庁や金融系の開発プロジェクトの方が売上は高いので、こう言ったプロジェクトで開発を行う会社は、客先常駐でしか開発はできません。
以上になります。
客先常駐はプロジェクト単位で、働く場所が変わるので、 それをメリットに感じる方もデメリットに感じる方もいますが、 自信が対応できるかを考えて、この先のキャリアを考えてみてください。
以上になります。
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