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2020-08-19
2020-09-24

SESとは?|元客先常駐SESエンジニアが解説

2020 08 20 493667 s min

この記事を見ている方は

「エンジニアを目指しているが、SESという単語を目にする」

「システム開発の求人でよくSESという単語を目にする」

と言った方向けに、SESとは何かを、元客先常駐SESエンジニアが解説します。


執筆者プロフィール

法人営業8年→エンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 現役のシステムエンジニア 5次受けSESも経験


SESとは

SES(System Engineering Service)と言われ

自社のエンジニアを、他社に派遣する派遣会社です。

派遣先は大規模開発プロジェクトの開発先で、客先常駐を行って開発します。

働く方からすれば、派遣会社とSESはほぼ変わりませんが、会社側からすれば、結構違います。

派遣免許を持っていないSES企業などもあり、これもSESの会社が批判される理由の一因です。

ここら辺は契約の話なので詳細を知りたい方は、以下をご覧ください。 

SESと派遣の違い|元SESエンジニアが解説

SES・客先常駐派遣会社の見分け方|現役エンジニアが解説

なぜSESが必要になるか

日本の法律が原因です。

日本は正社員を雇用すると、解雇しにくい国です。

しかし、大規模開発プロジェクトでは、初回は20名程度で、製造工程(プログラムを書く作業)では1000人など、 プロジェクトの工程で、必要な人数が大きく変わります。

しかし、自社の社員を1000人も抱えると、会社側からすればかなりの固定費が発生します。

その為、必要な人員を必要な期間で調達したい 

といったニーズが発生します。

このニーズに対応し、エンジニアを派遣するのがSESの会社になります。

SESの会社は上場企業の関連会社から、中小企業までは幅広いですが、

未経験からエンジニアを目指している方の7割~8割は従業員30名程度のSESの会社へ転職や就職する事になります。

なぜSESは批判されるのか

1:給料が上がり辛い

2:市場価値が低くなりがち

3:自分のコントロール範囲が少ない

為です。

関連記事

客先常駐が辛いなら転職するしかない|元客先常駐SEが解説

給料が上がり辛い

SESは基本的に、下請けになりますし商流が深くなりがちです。これでは給料が上がり辛くなります

元受けが人員を1名募集すると、間に何社も企業が挟まってきて、マージンを取られます。

仮に元受が1名100万で、間に3社入り20%マージンを取られるとすると、

元受→A社(100万)→B社(80万)→C社(60万)→自社(40万)

となり、自社の売上は40万となります。

これでは、そもそも売上が低くなり、自分の給料も上がり辛くなります。

もちろん元受と直接契約するSESの企業もありますが、 多くのSESは、3次受け以下の商流になります。

ご自身がSESへ入社される際は、参画する案件の商流をご確認ください。

深い場合は、給料が上がりづらいです。

零細SESでスキルを付けて、転職するという事も可能なので 短期的な給与を追わない という選択肢もありますが。

客先常駐SESの闇事例

市場価値が低くなりがち

前述した通り、SESは大規模開発プロジェクトへ派遣され、プロジェクトが終了すると、次のプロジェクトへ派遣されます。

開発プロジェクトによっては、利用する技術や工程も変わってきますので、一貫したスキルを培い辛く、市場価値が低くなりがちです。

例えばAという現場ではCOBOLを利用した開発プロジェクトで、次の現場はSQLと.Netを利用するなど プロジェクト毎に利用する技術が変わってきます。

転職においては、一貫した技術を利用している人の方が採用されやすいです。

もちろん、同じ技術を利用する場合もありますし、全てに当てはまる事はないでしょう。

しかし、希望した技術を利用するプロジェクトに参画できるかは 運です。

SESの会社は、自社のエンジニアをプロジェクトへ投入して、初めて売上が上がるので、エンジニアの要望を聞くよりは儲かるプロジェクトに投入されます。

職歴を作るためにSESに就職して、Web系エンジニアへ転職は可能か

自分のコントロール範囲が少ない

多重下請け構造なので、同じ現場で働いているが、会社の商流が違う事によって、

自分の意見が通らなかったり、上流の会社からの指示を覆す事が出来なくなります。

所属する会社の力関係が生むヒエラルキーなので、SESエンジニアが、コントロールできる問題ではありません。

これはトラブルが発生すると特に顕著に表れ、あきらかに自分の提案の方が優れているのに、元受や上流のSESが同意しない場合は、地獄だと分かるのに指示に同意しなければなりません。

こういった商流や会社の力関係が生む、業務のコントロールが狭くなるので、SESが批判される要因でもあります。

以上になります。

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