客先常駐SESで働くメリット・デメリット

この記事では、
「SESへの転職・就職を検討している」
という方に元SESエンジニアがSESで働くことのメリット、デメリットを記載します。
執筆者プロフィール
法人営業8年→エンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 元SESの現役エンジニア
ジャンプできる目次
SESで働くメリット
・ 採用門戸が広い
・ 大規模開発を体験できる
・ 定期的に現場が変わる
採用門戸が広い
SESは人を派遣すれば、売り上げが上がる構造なので、採用門戸が非常に広く、自社開発の会社よりは、転職のハードルは低いです。
また、会社によっては、研修が手厚く基礎を学べる会社もあります。
注意点として、SESへ転職・就職したからと言って、エンジニアとして活躍できるわけではなく、現場に入っても自身で土日も含めて勉強する必要があります。
大規模開発を体験できる
SESの開発形態は大体が、ウォーターフロー開発ですので スケジュールや開発方式がかっちり決められています。
批判する方もいますが、ウォーターフロー開発の進行方法やスケジュールの調整、その中でプログラムを書いたり、テストする と行った経験は後々のエンジニア人生でもかなり重要になります。
自社サービスを運営している企業でも、サービスが巨大になってくると既存のサービス領域に影響が出ないよう、徐々にウォーターフロー開発と似たような開発になってきます。
その際SESで大規模開発を体験していれば、その経験を活かせることができます。
定期的に現場が変わる
半年や年単位で、開発現場が変わるので、様々な方と交流し、 様々な開発を経験する事をできます。
これは人によりいい悪いはありますが、
SESで働くデメリット
・自分でキャリアをコントロールできない
・スキルが身につかない場合がある
・加齢と共に現場が決まりにくくなる
自分でキャリアをコントロールできない
SES会社は社員を客先に派遣して売上が上がります。
その為、SES営業は自分が希望するプロジェクトより、入れそうなプロジェクトを優先する為、自分で一貫したスキルを養えない可能性があります。
また、自社は良くても、いざ客先に常駐すると聞いていた話と違うという事もあります。
自分のキャリアに関する変数が、自社だけでなく他社も関わってくるので、自分で自分のキャリアをコントロールし辛い部分があります。
スキルが身につかない場合がある
一部のSESは未経験者を大量に採用し、
・ネットワーク監視
・大規模開発のテスター
の現場へ派遣する事があります。
実際こう言った業務を1年経験し、プログラムを組む仕事へ派遣される事もありますが、
悪質な会社は、ネットワーク監視のみ・テスターのみの業務しか受注していない場合もあります。
その場合は、いくら勤めても対外的にプラスになるスキルは身に付きません。
加齢と共に現場が決まりにくくなる
ただ、プログラムを組む製造工程を経験するだけだと、
30代前半から現場が決まりにくくなります。
SESの売上形態として、設計などの上流工程を経験していないと 加齢と共に案件が決まりにくくなりますので、特に注意です。
SESへ転職するなら
上記メリット・デメリットを加味して、SESへ転職したい方は 転職エージェントを利用する事をお勧めします。
転職エージェントを利用すれば、
書面での内定をもらえる
給与交渉をしてくれる
など最低限の部分を担保できます。
ご自身でSESの企業へ直接応募するのもいいですが、
・口頭内定を受けた後の内定取り消し
・正社員だと思っていたが、契約社員だった
など待遇面の齟齬をなくせる為です。
- 1:ワークポート
- 2:レバテックキャリア
- 3:マイナビ
順に解説します。
ワークポート
IT業界・IT職種専門の転職エージェントのワークポート
私は営業時代もエンジニア転職時代もお世話になった。
業界特化なので、話のレスポンスも早いし、知識も豊富 面接練習とかも周りのエンジニアでも割と評判が高かった 高齢のエンジニアでも ワークポートで転職してるので、 貴方の年齢に関わらず相談に乗ってくれる。
また、未経験からのSES紹介も豊富に存在する
レバテックキャリア
割とここ最近で急成長している会社のがレバテックキャリア
あまり出ないスタートアップの求人とかも合ったりする 掘り出し案件があると思う。こちらも未経験でも案件紹介をしてくれる。
マイナビ
まぁ、 マイナビはIT系のエージェントなら1番大手かな
何より他の企業より企業の情報量が多い
その為スタートアップではないが、創業が長くて隠れた中小企業の求人も出てくる場合もある。 こちらも、未経験からエンジニアを目指す方にSESを紹介してくれる
以上になります。