SES営業の将来性を考える

「現職でSES営業だが、将来性に不安を感じている」
「SES営業として今後が心配」
という方向けに
元法人営業で、SESエンジニア経験のある著者が、SES営業の将来性を考えてみました。
結論を先に書くと、SES営業の将来性はあまり明るくないので、将来性は悲観的に見たほうがいいです
執筆者プロフィール
法人営業8年→エンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 現役のシステムエンジニア 5次受けSESも経験
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SES営業の将来性
SES営業の将来性はあまり明るくないと思います。
私は大規模開発はなくならないと思いますので、エンジニア職として、SES業界を考えると将来性は問題ないと思っています。
しかし、SES営業へ焦点を当てると雲行きは怪しくなります
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SES営業の将来が危ない理由
以下がSES営業の将来が危ない理由です。
1:会社が危なくなると、真っ先に切られる
2:SES業界自体で営業職の必要性がない
3:SES営業は営業力が付きづらい
会社が危なくなると、真っ先に切られる
リーマンショックやコロナによる、急激な経済変化で会社の業績が悪化すると真っ先に営業が切られます。
エンジニア職は金を生み出しますし、営業を切っても、 最悪社長が営業すれば会社として存続できます。
もちろん、エンジニアで待機人員が発生するとエンジニアもクビにされますが、エンジニアは無理やり派遣すれば、最低限の売上を稼げますので、業績悪化時や経済不況ではSES営業の地位は危なくなります。
今回のコロナ不況で、多くの零細SESが倒産しています。
まずは、あなた自身の会社の業績を確認してみてください。
SES業界自体で営業職の必要性がない
中小のSES会社であればあるほど、特定のSierや大手SESの下請けで働きます。
案件情報は上流の会社からメールで流れてきて、その内容に合致するエンジニアをアサインするので、SES営業は営業というよりは、案件をコーディネートする事の方が多くなります。
そのため営業として、テレレアポや飛び込みなど新規営業の必要性がありません。
稀にメールで新規営業などをする方もいますが。
これは貴方が悪いなのではなく、業界構造としてそうなっています。
上記からSES業界自体で営業の必要性はありませんので、業績が悪化した場合に真っ先に地位が危なくなります。
SES営業は営業力が付きづらい
SES営業は営業力が付きづらいです。
案件情報も上流の会社や協力会社から流れてくるので、新規営業は必要ではありませんし、営業自体が信用されていないので
契約時のクロージングにも関わることができません。
新規営業も経験できず、クロージングも経験できない場合は 営業としてスキルは付きづらいです。
コロナにより、営業職はより、顧客へ問題を解決するソリューションを求められてきます。
この流れは今後さらに加速するでしょう。
そもそも貴方はJavaScriptとJavaの違いや、Javaのフレームワーク、フレームワークとは何か?
などを理解していますか?
SES営業でもこの部分を理解していない人間もいます。
そういった人間は会社にぶら下がるしかないので 現状のままだといざ自社が危なくなった時に、転職先が存在しなくなります。
今から取れる手段
では、危機感を抱いている人は
1:独立を目指す
2:転職先を確認する
独立を目指す
幸いにして、SESは独立しやすい業態です。
オフィスも必要ありませんし、PCがあれば仕事ができます。
また、現職のエンジニアを引き抜けば新規でエンジニア採用も必要ありません。
もちろん現職との関係を考えて独立する必要はありますが、 現状に危機感を抱いているなら、独立するのも1つの手でしょう。
転職先を確認する
独立を考えられない場合は、早めに転職先を確認してみるのもいいでしょう。
転職先を確認して、希望の企業がないなら、現職で成果を出すために業務に励めばいいですし。
また、給料は低下しますが、IT系の営業なら転職先は多数存在します。
特にSaaS型システムを提供している会社などは、自社メディアや広告を利用して見込み顧客を獲得するので、新規営業も不要です。
転職先を確認するならdodaに相談してみてください。
dodaは私が営業職の転職で利用しましたのでオススメです。
以上になります。
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