SESで請負契約?貴方の契約は大丈夫?

この記事では
「SESなのに請負契約と言わている」
「請負契約を求められている」
という方へ請負契約とSES契約の詳細を解説します。
執筆者プロフィール
法人営業8年→エンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 現役のシステムエンジニア 5次受けSESも経験
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請負契約とは何か?
請負契約とは、完成責任を問われる契約形態で、
顧客が希望したシステムを、希望した期限に納品します という契約になります。
納品物の完成責任があるという事は、システムの納品後に瑕疵があると訴えられる事があり、リスクは高いです。
通常は、個人でこの契約を行う事はあまりなく、フリーランスでも知人の紹介や人脈経由でないとこの契約は行いません。
ちなみに私は知人経由でも請負契約はやりません。
損害賠償されると、その裁判対応で時間を取られ、他の仕事ができなくなるからです。
しかし、そのリスクが加味され1案件の売上高は非常に高額になりますので、SIerや受託開発の企業がこの請負契約を行います。
その為、人員を派遣して客先で開発するような、SES開発では請負契約を結びません。
貴方は自身の契約を理解していますか?
SESなのに請負契約で、客先にいる場合は、かなり危険です
そもそもSES契約とは何か?
SES契約は主に準委任契約と呼ばれ、労働力を提供する契約です。
その為、システムの完成責任や瑕疵担保責任は問われません。
あくまでシステムを開発する能力を提供しているので。
SES契約は通常準委任契約で請負契約を結んでいないので、貴方がシステムの完成責任を問われている場合は、無視しても問題ないです。
・客先で納品責任を問われている
・納品しないと家に返さない
・完成しないとお金を払わない
などと言ってくる顧客もいますが、脅しです。
無視するか、中小企業庁へ相談してみてください
上記から自身の契約を知らない場合はしっかり確認してください
また、SES契約とは?|元SESエンジニアが解説も合わせてご覧ください。
以上になります。
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