SIerの将来性を考える

巷ではSIerへの批判が発生していますが、今回はSIerの将来性を考えてみます。
執筆者プロフィール
法人営業8年→人脈なし・非大卒・未経験からエンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 会社員時代は5次受けSESを経験
SIerの将来性
SIerの将来性は特段、暗い分けではなく今後も将来性はある業界だと考えます。
もちろん日本の国力低下や少子高齢化、コロナの影響などもありますが、それはSIerに限定される事ではないので、ここでは議論しません。
以下から、なぜSIerは今後も将来性があるのかを解説します。
大規模システムはリプレースされない
SIerは国や銀行などのシステム開発を行います。
例えばNTTデータなどは、各種税金を納税するシステムなどを開発しており、住民税や国保などをコンビニで払った経験がある方は、納税書にNTTデータの名前があるはずなので確認してみてください。
こう言った大規模システムは、そう簡単にリプレースすることができず、開発と保守をセットで受注する必要もあり、結果的に開発した、SIer以外にシステムをリプレースされることはありません。
リプレースしようとすると、多大な工数と金額が発生するので・・・
特に大規模なシステムであるほど、この状態は強くなるので、結果的にSIerの仕事はなくなりません。
大規模開発は資本力が問われる
前述した通り、大規模開発は国や銀行など巨大なシステムを開発します。
この大規模開発に対応するには
・何百人単位の人員を調達
・仮に損害賠償が発生した場合に、賠償できる
事が必要なので、資本力が必要になります。
その資本力があるのが、大企業のSIerになるので、競合参入により、業界の競争が激しくなることもありませんので、SIerの将来性は明るいでしょう
技術より安定稼働が求められる
大規模開発では、最新の技術よりシステムを安定稼働させる事が求められます。
このシステムの安定稼働には
・障害時の切り分けノウハウ
・トラブルが発生した時の交渉力や調整力
・徹底したスケジュール管理
など可視化できないスキルがてんこ盛りです。
その為、長年大規模システムを開発し、稼働させた経験がないと一朝一夕には対応できません。
実質的にそのノウハウがあるのはSIerしかありませんので、将来性があると言えます。
最後に
上記からSIerの将来性は問題ありませんが、社員として働く場合は、楽しいかというとそうではなかったりするので、
今後転職しようと思っている方は以下も併せてご覧ください。
以上になります。
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