SIerはやめとけと言われる理由

SIerはやめとけと言われる理由を現役エンジニアが解説します。
執筆者プロフィール
法人営業8年→人脈なし・非大卒・未経験からエンジニア(約2年半)→個人事業主のエンジニア(約10ヶ月)→法人化した人 会社員時代は5次受けSESを経験
なぜSIerはやめとけと言われるのか
SIerだけではないでしょうが、エンジニア的にやりたい仕事を出来ない為、なぜSIerはやめとけと言われます。
一般的なエンジニアの仕事ですが
1:要件や要望を聞き仕様を決める
2:利用技術や環境選定を行う
3:システム設計を行う
4:コーディング
5:検証
6:リリース後改修
いう形ですが、SIerのエンジニアは1〜3の設計までを行い、 それ以降は下請けのSESのエンジニアが行います。
また、年齢が上がるにつれて、下請けやスケジュール管理、顧客との利害関係の調整などが業務になる為、一般的なエンジニアの仕事を行うわけではありません。
顧客調整しか出来ないからSIerがダメという訳ではなく、SIerという大規模開発を業務として行う企業では、求められる力も違います。
しかし、思っていた仕事と大きく違う方もいる為、そう言った方がSIerはやめとけと言っています。
そう言った方は、Web系やSESのエンジニアに転職したり、コンサルやプリセールスに転職されています。
以下から詳細に、SIerでプログラミングができない理由を以下から解説します。
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SIerはやめとけと言われる理由
SIerはやめとけと言われる理由は以下です。
1:上流工程と下請け管理しかできない
2:利用する技術が古い
3:閉塞感がある
順に解説します。
1:上流工程と下請け管理しかできない
前述した通り、SIerのエンジニアは業務的に上流工程と下請けの管理しか出来ません。
SIerのエンジニアはエンジニアという肩書きなのに、プログラムを書かず、下手するとHtmlも知らない方もいます。
実際私はSESの現場でいました。
これは本人が悪いという訳ではなく、大規模開発ではプログラムを書く仕事は下請けのSESの仕事なので、求められる業務が違う為こう言った事が発生します。
しかし、プログラムを書きたくても上流工程と下請け管理しかできない為、SIerはやめとけと言われます。
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2:利用する技術が古い
エンジニアであれば、最新の技術を利用したいと思う方もいます。
しかし、SIerは大規模開発で国や金融機関のシステムを開発指揮をしますので、安全な枯れた技術を利用します。
最新技術はメンテナンス要因も少ないですし、セキュリティの穴があるかもしれません。
しかし枯れた技術は、コードを書く人間も多く、ドキュメントも豊富に存在します。
これも大規模開発から発生する、求められる事の違いで発生してていますので、どちらが悪いや良いという話ではありません。
しかし、利用技術に不満を持つエンジニアもおり、そう言った方はSIerはやめとけ と仰ります。
3:閉塞感がある
閉塞感は大手企業にありがちですが、SIerでも発生しております。
例えば30代以下の社員は成果主義を求められるのに、40代以降の給与体系は引き続き年功序列という事が発生しています。
その為、自分より仕事をしていない高齢の社員が自分より高額の給料をもらっているという事が発生します。
さらに、出世についても学閥や派閥が関係しており、能力もあまり関係なくなります。
その為、閉塞感を経験した若手はSIerはやめとけと仰っています。
以上になります。
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