無料で使えるCDN Cloudflare(クラウドフレア)の登録方法を解説

ブログやWebのアプリケーションを提供している場合、クライアントのPCやMBでの読み込みスピードは高速である事は必須になっています。
記事にもある通り、サイトが遅いだけでユーザーのアクセスに影響が発生します。
また、SEO的にもサイトのレスポンススピードが高速であることが求められており、グーグルはサイトのレスポンススピードをサイトの評価項目に設定しています。
今回はこのサイトスピードを無料で向上できるCDN Cloudflare(クラウドフレア)の登録方法を解説します。
Cloudflare(クラウドフレア)を利用することによって簡単にサイトスピードの向上と無料SSL対応が可能です
さらにWordPressなどのブログツールにも対応しているので、ブロガーの方にも導入をオススメします。
そもそもCDNとは何か?
CDN は content delivery network(コンテンツデリバリーネットワーク)の略になります。 インターネットが高速化するに伴ってサイトへの負荷は世界的に増加しています。例えば皆さんも有名な商品やコンサートチケットを購入しようとサイトにアクセスすると、サーバーがダウンしてサイトに繋がらなかったり、サイトの読み込みが遅くなって 一向にサイトを閲覧できない事を経験した事があると思います。
CDNはこういったサイトへの高負荷なアクセスを、世界的なキャッシュサーバーのネットワークによって、アクセス負荷を分散させ、ユーザーへ最適なアクセスを提供するサービスになります
最近ですとサイトへ不正に大量なアクセスを送りつける DDOS攻撃と呼ばれる手法で、意図的にサイトをダウンさせ商業的な機会損失を与える行為などもあり、こういった攻撃への対策としても利用されています。
有名なDDOS攻撃の被害例
また、CDNを提供している企業で有名なのは米国のAkamaiという会社です。
Akamaiは誰も知らないインターネット上最大の会社と呼ばれ 世界的なインターネットのトラフィック流通量の15〜30%を取り仕切っているとも言われています。
ちなみにAWSでも有料でCloudFrontというCDNサービスも提供しています。
※Akamaiも企業向けなので有料です。
無料CDN Cloudflare(クラウドフレア)とは
世界に設置された139のデータセンターで、最適なアクセス分散を行い、700万サイトに導入されている無料のCDNサービスになります。
登録も非常に簡単です。
Cloudflare(クラウドフレア)の登録は比較的ゆるいこともあり、一時期漫画村でも利用されていてやり玉に上がりましたが、クラウドフレアはUberや米国政府機関の一部サイトでも利用されている信頼性の高い無料のCDNサービスです。
Cloudflare(クラウドフレア)を導入することによる効果
シンプルにサイトの読み込みが早くなったり、アクセス集中によってのサーバーダウンの発生が少なくなります。
さらに無料かつ自動でサイトがSSL化されるため、SEO対策としても効果があります。
※Webサーバーとサイトの通信が暗号化されるだけなので、セキュリティ的には完璧ではありません。
無料CDN Cloudflare(クラウドフレア)を導入する手順
1:公式サイトへアクセスする
こちらから公式サイトへアクセスしメールアドレスと パスワードを入力し、create accountを選択
2:ドメイン登録
サイトへ登録したいドメインと入力しAdd siteを選択
3:DNS照会完了の画面
DNS照会の連絡画面が表示されNextを選択
4:プランを選択
一番左のFreeを選択し、Confirm-plan ボタンを選択
5:現在のDNSレコードが表示される
現在のDNSレコードが表示されるので、最下部のcontinueを選択
○○cloudflare.comというドメインが表示されるので このドメインをコピーしてContinueボタンを選択
6:ネームサーバを指定の内容に変更
ネームサーバーへ○○cloudflare.comを登録します。 ネームサーバーの変更は登録しているドメインのサイトによって変化します。
以下はお名前.comの内容を記載します。 お名前.comへログイン後、
DNSのメニューを選択
ドメインのDNS関連機能設定を選択 次へを選択
サイドバーの設定欄の ネームサーバーの変更を選択
変更したいドメインにチェックを入れ、
登録情報は正しいので、手続きを進めるを選択
他のネームサーバーを選択し、
ネームサーバー情報を入力欄へ
○○cloudflare.comのドメインを登録
※○○cloudflare.comのドメインが2種類ある場合は
1プライマリネームサーバーと2セカンダリネームサーバーへ 登録
7:登録されたかを確認する
Cloudflare(クラウドフレア)のサイトへログインし 下記の様なチェックが表示されれば、登録完了です
クラウドフレアのファイアウォール機能を利用して特定国からのアクセスを除外する
無料でファイアウォール機能を利用して、特定の国からのアクセスを除外することも可能です。
主要先進国からのアクセスを除外すると、グーグルのBotもアクセスできなくなり、SEOにも影響するのでご注意ください
クラウドフレアのメニューのFirewallを選択し、FirewallRulesを選択 Create a Firewall ruleを選択
ルールの名前を記入後
FieldへCountryを選択
Operatorをequal
Valueへ国名を選択
ThenをBlockを選択
Deployを選択
これで完成しました。Operatorを利用すれば、許可した国のみアクセス可能にするなども可能です
以上になります。
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